神楽共演大会

団名・演目：茂田神楽団（もだかぐらだん）戻り橋

第28回　布野近郷神楽共演大会


場所：広島県三次市布野町　布野運動公園

観客は、場外に溢れる程でした。観客の中には神楽そっちのけでお喋りや飲食をして

楽しそうで子供の頃を思い出しました。

今日的に考ると、『他人の権利を最小限度守って』誰もが視聴できるよう『マナーの向上』を望みたいと思いました。


物語の概要（古事記）

戻り橋とは京都市下京区の一条通りの堀川にかかる橋です。

源頼光の家来で四天王の一人である渡辺綱が勅命により鬼を退治
しようと先を急いでいると、そこに茨木童子という化相した老女が現れ、
通りがかった傘売り善兵衛に傘を買うからと言って近寄ると、いきなり
鬼女の正体を現し襲い掛かる。そこに渡辺綱が現れ鬼女と格闘となる。

鬼女はさらに酒呑童子を呼び、酒呑童子の水火の魔術に渡辺綱は倒れ
るが、岩清水の神の幣を持った坂田金時が加勢に現れて格闘となり、
茨木童子は左腕を切り落とされので酒呑童子と共に大江山に逃げ帰る
と言う物語です。

この神楽は大江山の前編になるもので、茨木童子の左腕を切り落とされる
演目で『羅生門』がありますので、この演目も参考にしてください。